オジュウチョウサンの石神深一元騎手、44歳で新たな天職奮闘中
障害競馬の絶対王者・オジュウチョウサンの主戦騎手として知られた石神深一元騎手(44歳)が、2026年4月末の現役引退後、美浦・柄崎将寿厩舎の調教助手として新たなキャリアをスタートさせた。
現在は「攻め専」の助手として、早朝から馬体チェックや歩様確認、装蹄師・獣医との連携、出馬投票などの事務作業まで幅広く担当。騎手時代は「馬の上」から感じ取っていた情報を、今度は「馬の下」から読み解く日々に「こんなに知らなかったんだ、ということばかり」と充実感をにじませる。調教では騎手時代から定評のあった技術を注ぎ込み、スタッフの声に耳を傾けながら馬づくりに取り組む姿勢は、オジュウチョウサンの担当厩務員・長沼昭利氏との経験で培われたものだという。
厩舎を率いる柄崎将寿調教師(43歳)とは幼稚園時代からの40年来の幼なじみで、騎手同期でもある。父同士も競馬界の人間であり、小学5年から美浦の乗馬苑に通い、中学・競馬学校・騎手と同じ道を歩んできた"あうんの呼吸"の間柄だ。柄崎師が2025年に開業した際から調教を手伝っており、自然な流れで助手の道へ進んだ。
石神助手が掲げる新たな目標は「柄崎調教師とともにJRA賞を獲ること」。「高望みかもしれないけど、まだ40代で時間はある」と前を向く。柄崎師も「二人三脚で、みんなに愛される馬をつくっていきたい」と語り、固い絆で新たな夢を描いている。
