マスターフェンサーが初仔勝利、娘のエンジェルリングが名古屋で勝利
原題: Kentucky Derby Runner Master Fencer Sires First Winner
2019年のケンタッキーダービー(G1)に日本から挑戦したマスターフェンサーが、種牡馬として初の勝利馬を輩出した。
7月30日、名古屋競馬場でマスターフェンサーの初年度産駒アンジェルリング(牝)がキャリア2戦目に勝利を収めた。(Eric Mitchell、TrueNicks/BloodHorse、2026年8月4日)
マスターフェンサーは父ジャスタウェイ、母セクシーザムライ(母の父デピュティミニスター)という血統の自家生産馬で、馬主は吉澤克己氏。2020〜2021年シーズンに日本で4つの重賞タイトルを獲得し、角田晃一調教師のもとで活躍した。
2019年のケンタッキーダービーでは6着と健闘し、続くベルモントS(G1)でも5着に入った。日本調教馬としてケンタッキーダービーに出走したのは、1995年のスカイキャプテン、2016年のラニに次ぐ史上3頭目という歴史的な挑戦だった。この遠征は、日本馬オーナーたちがアメリカのクラシックレースへ挑戦する意欲を高める一助となったと評価されている。
初勝利馬エンジェルリングは、吉澤氏が2019年の北海道サマーセールで約2030万円(20万3040ドル)で落札したシニスターミニスター産駒の牝馬キュンの初仔。エンジェルリング自身は今年の北海道トレーニングセールで近藤英二氏に約245万円(2万4544ドル)で売却されていた。
7月17日の名古屋競馬場でのデビュー戦(ダート1500m)では2着に惜敗したが、2戦目で1分38秒5のタイムで見事に勝利を飾った。血統的にはデピュティミニスターに3×5、サンデーサイレンスに4×4のインブリードを持つ。