"馬と話す男"のモンティ・ロバーツ氏が2026年8月1日に死去。享年91歳。
"馬と話す男"として世界に知られる伝説の調教師モンティ・ロバーツ氏が、2026年8月1日、カリフォルニア州ソルバングの自牧場フラッグイズアップファームで妻パトリシアに看取られながら91歳で逝去した。(Dominique Wehrmann、equi-pages.de、2026年8月2日)
1935年カリフォルニア州サリナス生まれ。父から暴力的な調教法を目の当たりにして育ち、10代でネバダ砂漠の野生ムスタング群を観察したことを契機に、馬の「ボディランゲージ(エクウス)」を解読。強制なく馬と人間が信頼関係を結ぶ「ジョインアップ」という馴致法を確立した。
1989年にはエリザベス女王の招きでウィンザー城を訪問。1996年の著書『馬と話す男』は世界的ベストセラーとなり、映画『ホース・ウィスパラー』の原案にもなった。ドイツでは、スタート拒否で引退寸前だった名馬ロミタスを立て直したことで名声を確立。ロミタスは後にダネドリームなど多くの名馬を輩出した。
競馬界では鞭の廃止を訴え続け、「鞭は馬を遅くする」という持論を展開。VWやGMなどへのビジネスコーチングにも非暴力の哲学を応用し、2002年にはチューリッヒ大学から名誉博士号を授与された。



